CaptureOne mobil & LIVE ～撮影後編～
ddi (daikanyama digital imaging)です。
前回のところでは、ipadでのデータ保存を試すことが出来ました。
より実戦に近いテストを〜という事で、共有やセレクト
データの取り出し部分を試していこうと思います。
-仮の設定-
・撮影したものをリモート確認中のクライアントへ共有
・セレクトを共有してもらい(OKをもらい)次のシーンへと向かう
としてみます。
–撮影済みのデータ共有–
LIVEとして共有できるフォルダーは「アルバム」に作成する事ができるようです。
＊アルバムにある[＋が付いた]アイコンをタップ →
＊「新規アルバム」欄に 名前を付けてアルバムの作成 →
＊「すべての画像」から共有したい画像を選択 →
＊長押しでドラッグドロップ出来るので作成したアルバムへ移動
これで共有したい画像がフォルダーに入りました。
＊作成したフォルダーの右にある「•••」をクリック →
＊「オンラインで共有」をタップ →
「アクセスを管理」画面が立ち上がるので
＊共有先のメールアドレス入力と、権限の範囲を決めて →
＊「招待する」でリンクがメールにて送られます。
–招待された側–
＊受診メール「GO TO SESSION」をクリックするとWEBブラウザが立ち上がり
＊CaptureOneアカウントのログインを求められます。(事前にアカウント作成の依頼をしておく必要がありますね)
ログイン後
＊ブラウザが立ち上がり、共有された画像を確認できました。
権限として「タグ付け」や「評価」を与えられていれば
カラータグや星証を付ける事ができ、付けられた印は瞬時にすべてのデータへ共有されます。
リモートで確認中の複数のクライアントが別の場所にいても
それぞれの評価を一斉に共有できる訳ですね。
共有→ OK！となれば、次の撮影…となっていくかと思います。
–撮影後RAWデータアップロード–
＊コピーしたい画像を選んで…
＊「次に追加」→ 新規のアルバムを作り(わかりやすく「select」としました)
＊そちらへ追加します
＊「select」アルバムの「•••」をタップ →
＊「クラウドに保存」を選択
しばし待てば、クラウドマークにチェックマークが付きます。
これでクラウドへのアップロードは完了。
–クラウドからRAWデータダウンロード–
まずはダウンロードしたいPCで(ipadと同じアカウントが通っているPC)
＊CaptureOneを開きセッションを作成します
＊ツールバー「ファイル」より「クラウドからインポート」を選択
＊「オリジナル」項目のプルダウンに、クラウドにアップしたフォルダー名(今回はselect)を選び
＊保存先の指定をして「インポート」をタップ
プログレスバーに進行状況が表示されれば、ダウンロードを開始したことがわかります。
＊PCとiOS端末(今回はiPad)で同じアカウントを使用するので、ダウンロードにはPWやリンクを使わないようです。
ダウンロードを終えれば、普段通りのフローで仕上げていく事になります。
ここまでが今回試した事ですが、いくつか気がついた事があるのでまとめとして書いていきます。
-まとめ-
-ipadを充電できるようにしておく-
今回R5を使用しましたが、合間でR5へ給電しているようでした。
給電元はもちろんipad。充電できるように準備しておくか、ipadとテザーケーブルの間に
HUBを入れて充電しながら使う。という事を検討しても良いかもしれません。
-CaptureOneアカウントに紐付いたダウンロード-
同じCaptureOneアカウントを使用しているPCでは全てダウンロードが出来る状態になります。
MacBookProと作業場に設置しているデスクトップPCなど、作業の都合に合わせたダウンロードができます。複数のアカウントを使う方は「どれだっけ？」とならないようにご注意ください。
急いでレタッチなど作業を始める必要がある場合は、あえて作業者と同じアカウントをipadに通しておくと、撮影後の早い段階でRAWデータを届けることができそうです。
-事前にテストを！-
操作は直感的に解りやすく、接続もあっさりだったので簡単簡単♪と侮るなかれ。
AppleIDや支払い情報、リモートチェック用にアカウント作成の依頼など、事前に終えておく事が意外とありました。出来るだけ本番と同じ機材でテストしておく事をお勧めします。
また、インターネット環境も要注意です。身軽に使える装備なので、山とか海とか相性がいいだろうなーと考えましたが、電波が届かない所もまだまだ多いです。即座に共有する前提で検討するならインターネット環境の確保も重要かと思います。
今後実際の利用を想定して、ネットワークの速度によってアップ、ダウンロード速度がどのように変わっていくか？
アプリ、ipadに負荷をかけた時にどうなるのか？なども調べてみようと思います。