【 カラリウ 】
「ジョバンニ、カムパネルラが川にはいったよ。」
そこに当たり前に存在する何か、
それが突然消えてしまうのが怖いのです。
至近距離に合わさる心臓は恋愛感情とはまた違う動きをするという。
悲しんでいる時は相手の事を考えているからで、そんな仕組みが愛しいように私は言葉を持っている花を添える。
孤独という物に焦がれる私は、心臓を合わせると違う動きをするあなたを私のカムパネルラだと信じて距離を縮め息をする。
そうしたら少しは想像している世界に繋がれるのかもしれないから。
でも私は孤独になりたい訳ではなく、流れる川のうちの1つになりたいだけなのだと思う。いつか先の見えない終着まで流されて、
どこまでも、どこまでも。
カムパネルラ、カムパネルラ、リンドウ